業務用食品卸売業
導入製品 |
FUTUREONEIds(InfiniOne Sales) |
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年商 |
33億円 |
従業員数 |
40名 |
対象業務 |
販売管理 |
導入期間 |
約9ヶ月 |
業務内容 |
業務用食品の販売 |
株式会社松並様(以下、松並様)は、松並義和氏が昭和20年7月に製パン・製菓材料の卸売業を目的に創業され、現在では冷凍食品、調味料、 チルド食品、原料、缶詰などの食品を中心に、近畿一円を主な営業エリアとされ、奈良県下ではトップの規模を誇る業務用食品卸売業者です。
さらに、契約運送便による全国への営業展開もサポートされており、「世界の食材を日本全国へ」提供されています。
今回はFUTUREONEIdsの導入プロジェクト責任者でもある、代表取締役社長 松並 孝至様、及び関係者の方々に、
システム導入の背景とFUTUREONEIdsが松並様にどうのように貢献できているかを中心にお話をうかがいました。
売上・取引量の増大に比例して、業務処理量も増加しており、人手不足が顕著になってきました。
事務担当者には残業をお願いして、対応してもらっていましたが、限界を感じており、業務効率化が喫緊の課題だと感じていました。
給食・製パン・製菓・外食と幅広い業種の食品を取り扱っている点が、当社の強みです。その強みの反面、品種や内容量の違う類似商品が多く、 商品の判別については、経験や熟練度に左右されてしまう職人芸に近いものがありました。
さらに、一部の業務は、特定の担当者しか対応できないものがあり、これらを含めて「業務の標準化」が課題でした。
在庫・発注管理は、システムではなく、人が確認・判断して行っていました。適正な在庫数については担当者の頭しかありませんでした。そのため、担当者は、在庫が欠品したり、逆に過剰在庫にならないように、気をつけながら商品管理をおこなっていました。
過剰在庫も問題ですが、特に欠品は機会損失になるだけでなく、顧客の満足度を低下させてしまう要因になってしまうので、対策が必要でした。
FutureOneとは、もう10年近くの付き合いになり、松並のことをよく理解してくれています。 基幹業務システムのリニューアルにあたり、当社の業務について、一から説明しなくてもよかったですし、今までの付き合いがあったので安心感もありました。
また、FutureOneの顧客である同業企業へ見学に連れて行っていただいたのも、よかったです。
同業他社で、FutureOneのシステムがどのように利活用されているかを確認できました。更なる安心感に繋がりました。
見積書の作成、リベートの計算など、今まで手作業でやっていた作業をシステム化することができました。 また、卸売業界ではよくある話ですが、入荷時に単価が決まっていないことが、多々あります。 当社では、入荷時と仕入金額確定後の仕入時で、ほぼ同じ内容を2回入力する運用だったのですが、システムと業務プロセスを変え、2回入力する場合を少なくしてもらいました。 どうしても、2回入力しないといけない場合は、1回目に入力したデータを参照して入力できるような工夫をしてもらいました。
発注業務は、倉庫担当者が紙の発注書に内容を記載し、発注担当者が内容を確認、システム入力していたため、2重入力が発生していました。 これもシステムと業務プロセスを変え、”倉庫担当者が発注内容をシステムに入力”し、”発注担当者が入力データを確認・承認”することで、2重入力を無くしました。 入力と確認(承認)の業務分担が明確になっただけでなく、業務負荷の偏り(発注担当者に負荷が集中)を防ぐこともできるようになりました。
受注計上時に商品を選択するのですが、類似商品が多く、選択に苦労していました。新システムでは、あいまい検索機能を強化していただき、 商品名のキーワードさえわかれば入力できるので、入力時間、作業時間が凄く短縮でき、業務がスムーズになりました。
FUTUREONEIds導入後は、様々な角度で比較できる管理資料が即座に出力できるため、経営判断がスピーディーに行えています。 色々な業務で時間が短縮され、業務効率も上がっていると思います。
その結果もあり、事務担当者の残業が無くなりました。
さらに、今回の基幹業務システムの入れ替えは、『当社の新しい業務形態、新しい時代への対応』を検討するきっかけを作ってくれたと思っています。
有効在庫の把握などは、まだ運用が確立されておらず、活用できていません。 当社側の問題もあるのですが、FutureOneからも、現場・担当部署にハッパをかけて、更なるリードを期待しています。
本年早々に、在庫管理(の機能)がリリースされる予定なので、「有効在庫数」「適正在庫数」などをシステム管理(・管理の属人性排除)して、 「顧客への満足度向上、機会損失防止の観点から『欠品リスクを減らす!』」という目的を達成したいです。
新しい技術も取り入れて行きたいと思っています。例えば、音声認識による、出荷業務、棚卸業務などです。 こういった技術も取り入れていきながら、顧客へのサービス、従業員の働く環境などが、さらによくなっていければと思っています。
「私がやります!」ということで、松並社長ご自身がプロジェクトリーダーになっていただきました。
要件定義などは、課題に対して、直ぐにご判断をいただけたのでスムーズに行えました。
商品管理、在庫管理の部分で課題が残っていますので、この部分においても先方の関係部署の方々と協力しながら、ご評価いただけるように進めさせていただきます。
今回のインタビューを通じて、改めて弊社に対する期待を確認させていただき、益々、松並様の「企業価値向上」に貢献できるよう、引き続きご支援をさせていただきます。
企業名 |
株式会社松並 |
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所在地 |
奈良市池田町220-3(奈良県総合卸商業団地内) |
業務内容 |
業務用食品卸売 |
代表者 |
松並 孝至 |
設立 |
1960年7月1日 |
URL |
http://www.matsunami-web.co.jp/ |
※記載されているお客様情報については、2017年12月時の情報です。