【塗料専門商社】
導入製品 |
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資本金 |
2千万円 |
従業員数 |
100名 (2018年6月現在) |
対象業務 |
販売管理 |
上田株式会社は、国内10拠点に展開している塗料専門商社です。自動車用塗料など各種工業用塗料の販売事業をメインに、エンジニアリング事業、工事関連事業を展開しています。
今回は、InfiniOne導入プロジェクトメンバーである取締役 管理本部長の岸 富士雄様、営業本部 業務管理部 システムグループ長の滝沢 健一様に、システム導入の背景や効果についてお話を伺いました。
InfiniOneを導入する以前は、スクラッチ開発した旧システムを15年使用していました。しかし、老朽化により不具合が多発し、加えて長年のデータ量増大でシステム遅延が起きて業務に支障をきたしていました。対応しようにも、旧システム導入当時のメンバーが不在となったためにベンダー側でシステム仕様把握ができず、十分なサポート体制の確立が難しかったのです。
また、国内の10拠点ごとにExcelを最大限に活用した独自の管理が定着してしまったため、全社での業務標準化が求められていました。さらに、データの基盤となる品目マスタが煩雑化しており、全社規模でのデータ可視化ができずリアルタイムな経営数値の把握が必要とされていたことも、システム刷新を決断する要因となりました。
社長は「次期システムはパッケージをベースに刷新する」という強いこだわりを持っていました。そんな中、FutureOneを含むパッケージベンダーを2社まで絞った際、他社ベンダーはシステム必須要件にカスタマイズ対応するという回答が多かったのに対し、FutureOneはパッケージ標準機能で対応できる引き出しが多かったことが好印象でした。
また、FutureOneが他社ベンダーより良かった点は、主要な各拠点1つ1つに足を運び、現場が業務をどのように回しているか・何に悩んでどこに課題を感じているかを実際に見てヒアリングしていただいた点です。現場を見た上で、単価変更業務の負荷削減や全社統一での在庫管理の実現など、当社が優先的に取り組むべき課題を切り分けて提案してくれました。
営業や導入担当者ひとりひとりのスキルが高く知識も豊富でしたし、これらを勘案してシステム機能・ベンダーとしての提案姿勢の両面において高く評価しました。導入後の今でも、FutureOneを採用して失敗したとは全く思っていません。
システム要件の確定時においては、FutureOneが持つ豊富な知見を基により効率的な業務フローを提案してもらい助かりました。
元々InfiniOneは確立されたパッケージとして標準機能がしっかりしていたので、各拠点独自の業務フローを照らし合わせ、カスタマイズしないと業務が成り立たない課題のみに絞ってカスタマイズを行いました。InfiniOneのコアである標準機能とカスタマイズとの連携で、費用対効果を見つつ効率的に取捨選択して仕組みを構築しようとしたのです。FutureOneもカスタマイズに対する当社の姿勢には協力的でした。
塗料事業で、大きなドラム缶で仕入れた塗料を小さい塗料缶に小分けして詰めなおす小詰め作業があるのですが、旧システムではそのドラム缶単位・塗料缶単位ともに正しい在庫数を管理できず、長年悩まされていました。それに対し、FutureOneは標準機能の在庫移動やセット品管理機能を活用し、カスタマイズせず管理できる運用方法を提案してくれました。これらは当社が想定していなかった手法も多々あり、現在それによって助けられている営業所も多いです。
FutureOneのおかげで標準機能を最大限に活用し、それをベースにカスタマイズすることでシステム品質が確保できています。次に取り組むべき課題を浮き彫りにし、将来にわたって可能性のあるシステムが構築できたと思っています。
昭和12年に創業して以来、84年にわたる長年の業績と実績を有する塗料専門商社です。
大手総合塗料企業である関西ペイント株式会社の特約店として、自動車用塗料、建設機械用塗料・建築用塗料、缶用塗料、重防触などの工業用塗料の卸売を行い、中でも自動車用各種塗料を主力とし、合わせて塗装工事、補修工事、塗装設備工事なども手掛けています。
企業名 |
上田株式会社 |
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所在地 |
〒105-0003 東京都港区西新橋3丁目5番2号6階 |
業務内容 |
塗料販売事業 エンジニアリング事業 工事関連事業 |
代表者 |
上田 知弘 |
創業 |
1937年 (昭和12年) |
URL |
https://www.ueda-kk.com/ |
※記載されているお客様情報については、2023年5月時の情報です。