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店舗の「見える化」を促進。店舗スタッフに「気づき」を与えられるようになりました

FutureOneメディア

釣り具小売

株式会社フィッシングマックス 様

導入製品

FUTUREONEIds(InfiniOne Sales

年商

55億円

従業員数

300名

対象業務

店舗・本部管理システム(売上・発注・在庫・POS管理)

導入期間

約1年

業務内容

釣具の大型専門店「フィッシングマックス」のチェーン展開



リアルタイムに店舗ごとの売れ行き、在庫状況の確認が可能に

利益管理を強化し、店舗での利益意識の向上に貢献


株式会社フィッシングマックス様(以下、フィッシングマックス様)は、テレビCMでもおなじみで関西地区では随一の知名度を誇る釣り具小売りチェーン店です。神戸・大阪・和歌山に10店舗とWebショップを展開されており、圧倒的な品ぞろえと親切・丁寧な接客を強みとされております。
また、初心者に優しい「親子釣り教室」を開催したり、環境にやさしい「釣り場の清掃」イベントなど釣り人のマナー向上を図るイベントも積極的に行っています。

そんなフィッシングマックス様の業務を支える店舗・本部管理システムは、莫大な商品管理とオールナイト営業にも耐えられる堅牢性が求められる中、老朽化が進んでいました。日々蓄積する大量の売上・仕入データにより徐々にシステムのレスポンスが落ち、店舗スタッフの業務に支障が出始めており、最新のアーキテクチャーでのシステム刷新が急務となっていました。


フィッシングマックス様導入事例バナー

課題・提案・効果


課題
  • ■前日までの在庫数しか確認できず、さらに在庫数を出力するのにかなりの時間がかかっていた
  • ■利益管理は、月次で作成する手作りの帳票で行っていた
  • ■商品の店間移動や棚卸差異発生時の原因追及といった「個別商品の動き」が把握しにくかった
提案
  • ■POSリアルタイム売上情報の取り込みで速報売上・当日出荷数の確認が可能に
  • ■店舗別の原価管理を実施し、個別取引の利益額の「見える化」を実現
  • ■「店間移動の商品ステータス管理」と「個別商品の受払情報の即時把握」が可能に
効果
  • ■顧客に対して、精度の高い店舗在庫の情報提供が可能に
  • ■利益管理帳票の作成負荷の軽減と、店舗スタッフの利益意識の向上に貢献
  • ■商品の出入りが明確となり、トラブル時の対応負荷が軽減された

システム選定のポイント

大量データへの対応力と柔軟なカスタマイズができること

システム課 吉田氏
  •     システム課 吉田氏

「当社は品揃えを売りにしていることから、商品点数が多く、また10店舗+Web店の展開でなおかつ24時間営業の店舗もあり、大量のデータにシステムが耐えられることが、絶対条件となっておりました。

完全パッケージ化された安価な小売業向けの本部・店舗管理システムを検討したこともありましたが、当社の実情をお伝えし打ち合わせしてみると、実は対応できないことが色々とあることがわかりました。さらに、ハンディーターミナルを活用した業務や独特の商習慣に対する個別要件についてはどうしても完全パッケージ化された仕組みでは思うように対応できないこともわかりました。
接客や店舗運営で忙しい店舗スタッフの運用を大きく変えてまで完全パッケージ化されたシステムに移行するのはリスクがあると感じました。

FutureOneさんは、これまでも当社の大量データを処理してきたという実績があり安心感がありました。また、従来より店舗の実情をよく考慮してシステムを提案してくれるといった姿勢があり、現場にとって負担を最小限にしたシステム導入をしてくれる、という確信があったので継続したお付き合いをお願いすることとしました。」(吉田氏)



今後の展望

店舗スタッフの業務をより効率化したい

「今回のシステム刷新で店舗の『見える化』は促進し、今後は店舗スタッフがシステムを活用したい、という気持ちは高まっていくと思います。スタッフに活用されるシステムを目指して、店舗スタッフの日常業務をより効率化できる施策をシステムに盛り込んでいきたいと思います。

具体的には、値札ラベルはシステム外で作成されていますが、今後はシステムのマスタ情報と既に活用しているハンディーターミナルを利用することで効率的に値札ラベルを発行する仕組みを考えていきたいと思います。システムの力で店舗の効率性が高めることにより、接客といった顧客サービスの向上につなげていきたいと考えています。」(吉田氏)



お客様の声

日常業務にてストレスのない処理を実現

本社システム課の皆様
  •  本社システム課の皆様

「本社業務を行っていく上で、『ここはこうしたデータ出力ができれば』『こんな感じでデータが見れたら』『だんだん処理に時間がかかるようになってきた」ということが日常の業務においてはちょっとしたことですが、ストレスに感じていました。長年同じシステムを使い続けているとそれが当たり前となっているため、結局のところ何気に我慢して使ってしまう、という構図になっていました。

今回はそう言った細かいことでも意見集約していただき、約40万アイテムにもなる膨大な商品の売上・在庫・利益などのデータをフレキシブルに出力できるようになりました。それにより各店舗の担当者へのデータ提供がスムーズになり、特に仕入・在庫・利益の要素がわかりやすく『見える化』され、各店舗スタッフが何をしなければならないのかの『気づき』を与えられるようになりました。

もちろん、データ処理スピードも向上したため、さらに日常業務のストレスが軽減され本社スタッフも喜んでおります。」(吉田氏)



当社担当からのコメント

フィッシングマックス様のシステムは長年お使いいただく中で、店舗スタッフの方にとって不便となっている点がありました。今回のシステム刷新では「店舗スタッフにより活用いただきたい」という点に重きをおいてプロジェクトを進めてまいりました。

吉田様に現場の意見をうまく集約していただき、フィッシングマックス様と当社とでうまく連携がとれたことでスムーズな稼働ができ、また「現場で活用できている」という声を聴くことができ、非常にうれしく思っております。

今後もフィッシングマックス様の企業価値向上につながる施策のご提案を積極的に行っていきたいと思います。

フィッシングマックス様導入事例バナー


お客様情報

ロゴ

企業名

株式会社フィッシングマックス

所在地

兵庫県芦屋市平田町1-41

業務内容

釣具の大型専門店「フィッシングマックス」のチェーン展開

設立

1969年2月1日

URL

http://fishingmax.co.jp/

※記載されているお客様情報については、2017年7月時の情報です。