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ニュースリリース

FutureOne、生成AIと基幹業務システムInfiniOneを繋ぐMCPサーバーを提供
~多様なMCPホストと連携、AIを介した基幹システム運用の可能性を拡大~

 FutureOne株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤隆元、以下フューチャーワン)は、生成AIツールと基幹業務システムInfiniOne*1を連携させる仕組みとして、Model Context Protocol(MCP)に対応したMCPサーバーの提供を開始しました。これにより、汎用的な生成AIツールからInfiniOneを直接活用できる環境を提供します。

 本機能拡張は、MCPホストを活用して生成AIに社内システムを自在に操作させたいと考える企業に向け、基幹業務システムとMCPサーバーを連携させるものです。これにより、生成AIの各種大規模言語モデル(LLM)とInfiniOneの接続がMCPによって標準化され、進化の速い多種多様なMCPホストとの接続が容易になります。さらに、生成AIを介した自然言語での対話によるInfiniOneデータへのアクセスが可能となり、基幹業務システムの操作・運用におけるAI活用の領域拡張、およびその現実性を一層高めます。

■MCPサーバー機能のポイント

1.生成AIとInfiniOneのデータ連携を標準化

 InfiniOneには、直近の売上速報やデータ連携の実行結果、承認依頼など、日々の業務遂行に欠かせない重要な情報が集約されています。今回、InfiniOneデータへのアクセスをMCPに準拠して提供することにより、様々なMCPホストから直接InfiniOneデータを閲覧・活用できる環境を実現しました。

2.現場主導の自由なAI活用を促進

 InfiniOneの標準機能である汎用データ出力機能が、MCP経由で利用可能となりました。これにより、現場部門はIT部門やベンダーに依頼することなく、各自が必要とするデータを生成AI経由で迅速に取得できます。本機能は、現場部門の自律的な業務改善と高度なデータ利活用の促進を技術的に支援します。

3. 信頼性の高いガバナンスとセキュリティ

 InfiniOneのアカウント管理に基づくアクセス権限とデータ公開範囲の設定により、統制されたガバナンスを提供します。MCPを介した接続においてもInfiniOneのアカウント認証とデータの閲覧制御が適用されるため、エンタープライズレベルの高いセキュリティと安定性を確保しつつ、安全なデータ連携を実現しています。


■今後の展望

 フューチャーワンは、これまで長年にわたり基幹業務システム/サービスを提供し、数多くの企業のシステム構築を手掛けてきました。今後もフューチャーグループの技術トレンドを背景に、当社のお客様にとって最適な技術要素を提供していくことで、更なる業務の拡張性やコスト削減などの工夫を生み出し、企業ビジネスのシステムプラットフォーム構築を支援します。

 

■InfiniOneについて

 InfiniOneはERP・基幹業務システムを中心としたソリューションとしてInfiniOne ERPを展開しています。タイムリーな業績管理やリアルタイムでの経営情報を引き出すための経営情報基盤として、専門性の高いノウハウを形にした業種別テンプレートを備えており、様々な業種業態の企業1,200社以上に採用されています。

 

 

 

■FutureOne株式会社

 代表取締役社長:佐藤 隆元
 設立: 2002年10月1日
 社員数: 260名(2025年1月1日現在)
 本社: 東京都品川区大崎2-9-3
 URL: https://www.future-one.co.jp/
 事業内容: 基幹業務システムInfiniOneの開発、販売、サポートおよびECサイトの構築、受託開発

 

■本件に関するお問い合わせ先

 FutureOne株式会社 マーケティング本部: 渕崎、山本
 TEL: 03-5719-6122   FAX: 03-5719-6123   E-Mail: f1-marketing@future-one.co.jp