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システムを活用した自動化、作業分散により、事務処理が大幅に簡素化され、業務負担が軽減できました

FutureOneメディア

産業給食・仕出し弁当の
製造販売

株式会社中央 様

導入製品

FUTUREONEIds(InfiniOne Sales

年商

27億1,800万円(2016年度)

従業員数

正社員127名/パート社員382名(2015年3月時点)

対象業務

販売管理・製造指示管理(受注・製造指示・配送指示・売上・仕入)

導入期間

1年

業務内容

産業給食、高齢者食、幼稚園食、仕出し、企業食堂、学生食堂、レストラン経営



機能が複雑で動作の遅いシステムを、シンプルで使いやすいシステムに再構築



株式会社中央様(以下、中央様)は、1963年(昭和38年)、創業者の桑嶋紀二様が鯨カツを製造、販売したことが原点であり、それ以降、 産業給食、仕出しを中心に製造販売されています。地域密着型で多くの企業、個人消費者の方々から親しまれ、地域社会への貢献、お客様の 満足度向上をモットーに成長されている企業です。


今回はFUTUREONEIdsの導入プロジェクトの責任者である財務経理室 課長 吉村徳仁様に、システム導入の経緯とFUTUREONEIdsが普段の業務にどのように貢献できているか、将来の展望などをうかがいました。



課題・提案・効果


課題
  • ■メンテナンスに不安を感じる、そして処理の遅い複雑な自社開発システムを刷新したい
  • ■膨大な量の入金消込を手作業で行っているため、連日、その処理に追われている
  • ■膨大な量の売上、受注入力を業務部が一手に担当しており、残業しないと処理が追いつかない
  • ■配送後に売上入力を行うため、売上がリアルタイムに把握できない
提案
  • ■現行システムを継承せず、シンプル且つ使いやすい、優先順位をつけたシステム(機能)の提案
  • ■入金、消込処理の自動化による処理の簡素化
  • ■タブレット端末で売上・受注入力ができるシステムを実装し、業務部から配達担当者へ作業を分散
  • ■配達先で売上入力作業を行うことによるリアルタイムな売上把握
効果
  • ■業務に沿ったシンプルなシステムの構築により、メンテナンス性、運用効率が向上した
  • ■8割程度の入金、消込処理が自動化され、大幅なコスト削減を実現できた
  • ■業務部に集中していた作業が激減し残業がなくなり、また、入力間違え・漏れがなくなった
  • ■リアルタイムに売上を把握できようなり、経営判断を迅速に行えるようになった

システム導入の背景

複雑な業務に対応するために肥大化してしまったシステムの再構築

担当者

「自社開発のベースシステムから改修や拡張を繰り返した結果、複雑なシステムと なっていました。また、膨大なデータ量により一部の処理がオーバーフローしてしまい、 システムの使用に限界を感じていました。さらに、メンテナンス担当者も退職しており、システムの保守に対しては不安でいっぱいでした。」

「配達担当者がお客様に納品し事務所に戻った後に、業務部が売上入力を行うので、リアルタイムに売上金額の把握はできませんでした。また、夕方から入力作業を開始する場合もあり、残業を余儀なくされている状況でした。膨大な入力量も相まってか、入力相違や漏れが発生してしまうことも問題でした。」

「個人取引が多いことから、以前より入金の個別消込をしていましたが、この事務処理に対する業務負担がかなり大きく、リアルタイムでの消込処理が追い付かず、必要な処理ではあるが故に頭を抱えていました。」

上記の問題を解決するため、下記の三大目標を掲げシステム構築を行いました。

  •  1)一気通貫の統一されたシンプルで使いやすいシステムを構築する
  •  2)入金、消込処理を簡素化するため、自動化処理のシステムを構築する
  •  3)配達担当者が配達先でも入力作業が行えるよう、ダブレット端末用の売上・受注入力システムを構築する



システム選定のポイント

「中央」の考え方に基づいた綿密なヒアリング・誠実な対応が決め手

担当者
  •           財務経理室 課長 吉村 徳仁 氏

「当初、3社の企業の中で『弊社の考え方とマッチする業者』という視点で検討をしました。 FutureOneは、誠実かつスピーディーに対応してくださり、また、社長が直接ご挨拶に来られたことが大変印象的で、それが決め手となりました。感動しました!」

「したいことがたくさんあり、優先順位をつけてシステムを構築することに苦労しました。『まずは、とにかくシンプルに作ること』を意識し、綿密なヒアリングをしていただけました。また、新たな課題が発生しても、次の打合せまでにはわかりやすい形にまとめ、ご提案いただけたことも良い印象を受けました。」



今後の展望

お客様サービス向上、お弁当事業拡大を視野に入れたECサイトの構築
担当者

「スマートフォンがこれだけ普及している世の中ですから、産業給食や幼稚園給食などの注文を手軽にしていただけるようなECサイトを構築したいと考えています。なおかつ、販売管理システムと連携がとれるといいですね。時代に合った、お客様にとって便利が良い、使いやすい注文システムを用意し、お弁当事業だけでなく、厳選した良い品を日本全国に広めたいと考えております。」

「現状のシステムも便利よく利用しておりますが、もっと活用できるような運用方法を確立していきたいです。」

「2017年10月に当社のホームページをリニューアルします。これまで以上に『株式会社 中央』という会社を香川県内だけでなく、より多くの方々に知っていただきたい、おもしろい会社だと感じていただきたいと考えています。さらに、SNSなども活用し情報発信をしていきます!」



導入後の感想

担当者

「システム再構築の最大のミッションは財務の正常化でした。お客様からの銀行振込の入金情報は相当な件数があり、毎日、手作業で1件1件検索しながら消し込む、といった処理に追われている状態でした。 FUTUREONEIds導入後は、今まで通りの処理が一部必要ですが、8割程度はシステムが自動で消込をしてくれます。非常に助かっています。」

「また、タブレット端末用入力システムの導入により、配達担当者が配達先から売上・受注入力を行うことで、入力作業を分散させることが可能となりました。業務部に集中していた作業が激減し、残業がなくなりました。加えて配送後にすぐ売上・受注入力を行うので、入力漏れやミスも削減できました。 さらに、リアルタイムな売上金額を把握できる帳票の出力が可能になり、経営判断の役に立っています。」



当社担当からのコメント

たくさんのご要望がある中、優先順位をつけた提案を心がけました。 「これが今の中央様には一番必要だ」という思いで、時には言いにくいこともいいつつ…プロジェクトを進めました。このインタビューでその思いが正しかったということに気付きとてもうれしく思っています。

何よりも、「シンプルで誰でも使いやすいシステム」「正しくスピーディに処理を行うこと」をプロジェクトの目標に掲げ、中央様・当社が目標に向かい一丸となってプロジェクトを進められたことが、成功の要因だったと思います。

株式会社中央様のお客様を大切にする精神、社員様を大切にする精神に触れ、私共も少しでもお役に立ちたいと感じました。 更なる株式会社中央様の発展に貢献できるよう、精一杯ご支援させていただきたいと思います。



お客様情報

ロゴ

ロゴ

企業名

株式会社中央

所在地

本社:香川県高松市松縄町1132-13

業務内容

産業給食、高齢者食、幼稚園食、仕出し、企業食堂、学生食堂、レストラン経営

代表者

桑嶋 貴史

創業

昭和38年2月

設立

昭和46年4月

URL

http://www.kk-chuoh.co.jp/

※記載されているお客様情報については、2017年8月時の情報です。